紅茶の国的トルコな生活。

紅茶の国の800年くらい歴史ある大学で1年間訪問研究者として生活してます。日本での勤務先はとんこつラーメンの国にあり、トルコなことやってる教育研究職なヒトのブログ。

ふじぽんさん(id:fujipon)のエントリ(9割の人が「タクシーに不満」/男性の日記サイトと女性の日記サイト - 琥珀色の戯言)のタクシーの話。

都会でタクシーを頻繁に利用する人に比べたらはるかに「不快な目に遭った回数」は少ないのでしょうけど、それでもタクシーは苦手です。そもそも、知らない人と2人っきりで車に乗っているというだけでストレスなのに、話しかけられたりもするし(僕は知らない人と話すのがほんとに辛いんです。床屋選びの基準も「早いこと」と「あまり話しかけられないこと」なので)、行き先が中途半端に近いと「乗って何か言われたら嫌だな……」とか、つい考えてしまって、[...]

  • 僕も知らない人と話すのが辛いと感じる性格なので*1、書かれてることについては、そうだなーと思って読ませていただいたんだけど、日本でそんなにタクシーに乗る機会もなかったこともあって、遠回りされたとか、メーターごまかそうとしてたんで喧嘩したとか、タクシーでのいや〜な経験は、外国でタクシーに乗ったときのことばかり。それでもふじぽんさんの下のコメントが当てはまる気がする。外国だとタクシーはもっと慎重に選ぶしね。

実際は8割くらいの運転手さんは、「いい人」か「無害な人」なんですよね。

  • で、普段は行き先を告げたらおしゃべりする気はほとんどないし、まして「名物タクシー」なんてごめんっておもうわけなんだけど、一回だけ自分から話かけたことがあって、しかもとてもいい印象に残ってる「個性的」なタクシーの運転手さんは、トルコのアンカラの人。なぜなら、トルコのタクシーって乗ると、車のラジオからトルコの音楽(それも濃い演歌系)が流れてることが多い(じゃなければ、普通にラジオのニュースが流れてくる)気がするのに、その人のタクシーの場合、乗ったらクラシック音楽が流れてきたから。
  • 自分の偏見にすぎないことなんでものすごく失礼な話なんだけど、そのときはそんなタクシー乗るの初めてだったんで、ちょっと意外に感じたんだよね。それで、自分が会話になるほどクラシックのことなんか詳しくないのに*2、思わず「クラシックお好きなんですか?」なんて聞いちゃったりして。トルコ語話すガイジンってだけでも話すネタになる国なのこともあるんだけど*3、その人も喜んでくれて、いろいろどんなやつがすきなのか教えてくれました。知識足りないし、英語で作曲家の名前言われてもぴんとこないことがあるんで、ましてトルコ語だから、もっとピンとこなくてついてけなかった…。
  • ついでに今さら思うことなんだけど、アンカラの上流階層が住んでる住宅地でつかまえた流しのタクシーだったんで、クラシックが好きなタクシーの運転手さんがそのあたりを流すのは、結構メリット多いかも。僕がお邪魔してた人のお宅も、クラシックCDずらーってならんでるようなとこだったから、そのへんのことをちょいと考えると…。もちろんご本人が本当に自分の趣味でかけてる感じだったんだけど。

*1:人と話していくことが大事な人類学とかやってるとこれは正直コンプレックスに感じるんだけど…

*2:ましてトルコ語で話せるほど語彙をしらない…

*3:タクシーに限らず、トルコ語で用件を告げると、それだけでどこでトルコ語勉強したのか?とか、トルコにどれくらい住んでるのか?とか聞かれること多い。