紅茶の国的トルコな生活。

紅茶の国の800年くらい歴史ある大学で1年間訪問研究者として生活してます。日本での勤務先はとんこつラーメンの国にあり、トルコなことやってる教育研究職なヒトのブログ。

Burn's Night Formal Hall

1月25日はスコットランドの人々に愛される詩人ロバート・バーンズ(Robert Burns, 1759-1796)の誕生日ということで、この時期のケンブリッジのコレッジでは、バーンズナイトの晩餐(Burn's Night Formal Hall)が開かれることが多いです。
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同時期にPhDやっていた古い知人が、自分のサバティカルと全く同時期にケンブリッジサバティカルやってるというのを去年の11月になって知りました。その知人が、在籍しているWolfson Collegeのバーンズナイトの晩餐に招待してくれました。

ケンブリッジ大学では学生や教員が集まって行う晩餐会のことをフォーマル・ホール(Formal Hall)といいます。食前の集まり、晩餐(前菜、メイン、デザートのコース料理)、食後の集まりという流れです。

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バーンズナイトの晩餐では、伝統料理ハギス(羊の臓物のミンチがはいったソーセージみたいな食べ物です)がメインディッシュ。
バグパイプに率いられ運ばれてきたハギスを前にバーンズの『ハギスに捧げる詩』(Address to a Haggis)を朗読されるといった流れは、伝統に沿っておこなわれていました。

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晩餐は社交の場なので、スマホなどの使用は厳禁です。なので、お食事中は写真撮れませんでした。ハギスについては以下のリンクでどんな料理か参考になると思います。スパイスが効いているので、風味はあまりきつくなく、むしろお酒が進む味だと思います。
www.edinburghpotato.net

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宴のあと

4月から基本ケンブリッジを拠点にしていましたが、いろいろ動き回っていたので、あまりケンブリッジらしいことができていませんでした。サバティカルも終わりがみえてきて、こういう「らしい」ことができたのはよかったです。また、実はWolfson CollegeのFormal Hallに行くのも今回が初めてだったので、そういう意味でも貴重な経験となりました。

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Wolfson College, Cambridge