Akropolis’te ezan sesi
Yorgo KIRBAKİ / ATİNA
Atina’nın turistik kesimi Monastiraki’deki Osmanlı döneminden kalma Çarşı Camii’nin yeniden ibadete açılması tartışması siyaset gündemine oturdu. Dışişleri Bakanı Bakoyani caminin açılması için harekete geçti. "Ayasofya açılmadan olmaz" ya da "Akropolis’te ezan sesi olmaz" diyenler de var, "Akropolis ve kiliselerin yanı başında bir cami ne kadar hoşgörülü olduğumuzu gösterir" diyenler de. Kilise ise şimdilik suskun.
- ギリシャはアテネの中心部に残るオスマン帝国時代に「モスク」として建てられた建物に関する話題。外務大臣などの「モスク」としての機能を再開させようという動きに対して、「アクロポリスでエザーンの音はありえない」とか「イスタンブルのアヤソフィア*1を教会として復活させるまでは、モスク機能の復活はあってはならない。」みたいなことを主張して反対してる人もいるらしい。
- もともとは、アテネに増えてきてるイラクやパキスタンからのイスラム教徒たちの信仰の場として、この建物の「モスク」機能を復活させようみたいな話だったのが、(多分)保守系の反対で、話がややこしくなってる模様。
- 記事にも書いてあるんだけど、オスマン時代に建てられたモスクって以外に「トルコ」が関係することはほとんどないところから始まっているのに、「イスラーム」を通して、いわゆるギリシャとトルコの間の「歴史」に関わる問題におき替えられて反対の動きが起こっているようなところ、そしてそれをそういうものとして「トルコ」で報道されていることにも注目すべきかなと。
- ヨーロッパにおいてイスラーム教徒の数は、移民などを通して増え続けています。実際、こないだでかけてきたアンダルシアはグラナダにも、北アフリカなどからやってきて増えてきたイスラム教徒の祈りの場として、2003年にレコンキスタ以来500年の時を越えてモスクが建てられたそうです。(つうか見てきましたが。)
- そうして増え続けるイスラーム教徒は、保守的な「ヨーロッパ」観からするとキリスト教的ではない「他者」になる側面があり、それがめぐりめぐってフランスなんかの暴動につながったりしてるところもあるとおもいます。この記事の場合、そうした(キリスト教的な)「ヨーロッパ」内に増える「他者」としてのイスラーム教徒の話に、トルコとギリシャの「歴史」問題が絡み合ってる感じ。