紅茶の国的トルコな生活。

紅茶の国の800年くらい歴史ある大学で1年間訪問研究者として生活してます。日本での勤務先はとんこつラーメンの国にあり、トルコなことやってる教育研究職なヒトのブログ。

  • 松子さん(id:zappa)とこで、ジェンダー関連の唖然とするような話が載っておりました。やばいですねえ。
  • ただ、「性差が本質である」なんて考え方はいまどき受け入れられない時代遅れの考え方だとしても、こんどはジェンダーを擁護する側が、生物学的な男女の違いと、社会・文化的構築物としての「性差(ジェンダー)」は実際のところ曖昧なのに(ハイブリッド?)、境界がつけられるようなものと捉えるから、逆にこういうアンチ・ジェンダーな反応になってかえってくるような気もする。
  • 現実的とこで、コメント欄でけるさんが書いていたようなジェンダーフリーを擁護する側のマーケティング戦略をもっときちんとしていく側面もあるのかも。

これから日本を代表して海外で活躍する学生なんて、とてもじゃないけど育てられません。
ジェンダー概念を全く知らずに学生が海外留学して下手に性差本質論を無邪気に使ってレポートを書いた日には落第必須です。
「男は男らしく・女は女らしく」なんて教育を受けて大学でも全くチェックを受けずに商社マンになってしまったとして、アメリカあたりで同僚の女性に「君も女なんだからもっと女らしくね」なんていった日には、まず失笑ものです。ていうか、下手するともっとオオゴトになるかも。
…(略)…
なんというか、ジェンダーフリー教育に反対する論陣と言うのは「ほうっておけば、女の子は自然に女らしい行動が好きになるものだ」と信じて疑っていない向きがあって面白い。というわけで「のびのびと女らしく育って欲しい」なんていうある程度の矛盾が平気でまかり通っちゃうわけですよ。