紅茶の国的トルコな生活。

紅茶の国の800年くらい歴史ある大学で1年間訪問研究者として生活してます。日本での勤務先はとんこつラーメンの国にあり、トルコなことやってる教育研究職なヒトのブログ。

中山成彬文部科学相は7日の記者会見で、OECDの学習到達度調査の結果について「要するに勉強しなくなったんじゃないですか。低下傾向にあることをはっきり認識すべきだ」と述べ、世界トップレベルからの脱落を認めた。
 さらに「もっと勉強しないと駄目だということを徹底しないといけない」と指摘。「日本が停滞している間に近隣諸国が追い上げてきて取り残されてしまう。東洋の老小国になってしまってはわれわれの子や孫たちに申し訳ない」と述べ、学力向上策に徹底的に取り組む姿勢を示した。
 文科相は「『僕は勉強したいから塾に行きたい』と子どもの方から親にお願いするぐらいでないといけない」と持論を展開した。】

子どもが「勉強しなくなった」のではなくて、子どもを「勉強させなくなった」だけなのでは。
http://www.enpitu.ne.jp/usr6/bin/day?id=60769&pg=20041207

  • 元の記事も読んだんだけど、この文部科学大臣はもうアフォかと。制度的にも「勉強させない」というか、「しなくてもいい」ようにしてきたんでしょ。「改革」やって。それは「大人」たちの問題であって、「子供」にはどうすることもできない問題なんじゃないかな。認識不足って感じがする。
  • あと、一方で、「日本の子供は勉強してない、できなくなった」と騒いでおいて、もう一方で、日本(にかぎらないけど)って、メディアなんかみてても「がんばって勉強すること」があまりイケてないって雰囲気の言説が強い。それも問題かも。
  • ただ、僕は別に「日本人の学力」が世界最上位である必要もないと感じてたり。もちろん天然資源の少ない日本では人間が資源なんだけど、「日本人」の学力が世界でどの程度かどうかなんかを気にしすぎること自体が危ういかと。そもそも少子化する社会だしね…。このへんってなんかいろんな要素が複雑に絡んでいそう。
    • なんとなくものすごく見当違いのことを書いている気分。