紅茶の国的トルコな生活。

紅茶の国の800年くらい歴史ある大学で1年間訪問研究者として生活してます。日本での勤務先はとんこつラーメンの国にあり、トルコなことやってる教育研究職なヒトのブログ。

  • 「原爆発言」関連のニュース。

Japan minister quits over gaffe
Japan's Defence Minister Fumio Kyuma has resigned amid a furore over comments he made about the US atom bomb attacks on Japan during World War II.
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/asia-pacific/6263812.stm

  • このあたりの一連の報道で、大学1年の時に基礎演習って授業で、「広島・長崎への原爆投下は戦争の早期終結のために必要だった」ってタイトルでディベートするってのやったのを思い出したり。結果としては「必要だった」のほうの立場が勝ち。「必要じゃなかった」な立場は、「たら・れば」で主張つくらないといけないのに対して、「必要だった」は歴史の結果をなぞるだけだったんで、今考えればあまりよくない問題設定だったかも。
  • 個人的には、原爆投下の是非を問うことはタブーであるべきではないと思うところもある。それでもあまりにもたくさんの人たちが犠牲になっていて、今も苦しんでいる人たちが生きていることを考えれば、それをどっか別の世界で起こったことのように語るのは無理かなあと。
  • 「理解をえられなかった」っていって辞職した大臣の人、そういうコメントになるあたりに、誰に対してsorryなのかもあるし、本気でsorryと思ってない感じなのが、なんというか。そういう職につく人は、ニンゲンを将棋の駒かなにかにみないとやってられない面もあるだろうけど、語りかける相手(=国民)がその駒なんだからねえ。これではnaive*1としかいいようがなくて。

*1:「単純で世間知らずなバカ」って意味