紅茶の国的トルコな生活。

紅茶の国の800年くらい歴史ある大学で1年間訪問研究者として生活してます。日本での勤務先はとんこつラーメンの国にあり、トルコなことやってる教育研究職なヒトのブログ。

  • 若者の旅行離れが進むなかで「採算度外視」の大サービス価格を打ち出して囲い込みを図る「卒業旅行」商戦が過熱しているそうです。
  • 若年層(18-25歳)のシェアが、自分がこの層にはいってた(!)10年前と比べて、10%減ってるんだって。
  • たしかに、10年前は「猿岩石」系貧乏旅行ブームとかあったなあ…(遠い目)。
  • でもね。統計とかマーケティングとかよくわからないんだけど、「若年層のシェア」ってのが旅行する人たちのなかでのシェアって意味だったら、そもそも「若年層」の頭数が違うような気がするんだよね。
    • 大体10年前だと第二次だか第三次のベビーブーム世代がいたわけで(僕の年齢ってたしかブーム終了直後くらい)。2つ上の学年は常に一クラス分は多かったよ。それに対して、今ギリギリ若年層くらいにあたる人たち(今25歳くらい)の時って、僕の頃より確実に一クラスすくなかったからね。
    • これからいわゆる「若年層」の頭数はどんどん減ってくわけで、この層を狙ったパック旅行需要はそれに合わせて難しくなってくわけだよねえ…。ある意味、教育産業を追いかけてるなあ。
      • 今の「卒業旅行」商戦の過熱なんかよりも*1そっちのほうが気になったことだよ。

若者に「旅のススメ」 卒業旅行商戦が過熱
 大学生を中心とした「卒業旅行」商戦が過熱している。大手旅行各社は、卒業旅行向け商品の発売時期を前倒ししたり、1日あたり1万円換算の欧州ツアーなど、通常のパッケージツアーよりもさらに割安な商品を企画。若者の旅行離れが進むなか、「採算度外視」の大サービス価格を打ち出し、将来の「顧客予備軍」を懸命に囲い込もうとしている。(内田博文)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061207-00000005-san-bus_all
≪欧州が半額≫
 旅行会社大手のJTBでは、卒業旅行専門のパンフレット「ガクタビ」を作成した。メニューの目玉は、18〜25歳の学生を対象としたロンドン・パリ・ローマの欧州1週間7万円のツアー。1万円台のサイパン4日間(1万4800円)や上海・北京3日間(1万9800円)など、いずれも一般のパック旅行の5割近い割安ツアーを設定した。
 「前年に比べ2倍近い予約ペース。すでに欧州ツアーなど一部で満席のコースもある」(広報室)と反響も上々で、期間中に前年比2割増の約1万5000人のツアー客を見込む。
 対する近畿日本ツーリストは、3人以上のグループならツアー代金を1人2000〜3000円割り引くほか、パリ8日間で8万9900円など「通常の半額近い価格」(総務広報部)の商品を投入。また、エイチ・アイ・エスは卒業旅行向け商品を1カ月前倒しして10月から発売したほか、出発60日前までに予約したグループには旅行代金全体から最大10万円割り引くツアー商品も打ち出した。こちらも「昨年同時期と比べ10%近く予約の出足が伸びている」(同社経営企画室)という。

≪採算度外視≫
 各社が学生旅行の囲い込みに力を注ぐ背景には、若年層の旅行市場が年々、縮小している現状に対する危機感がある。
 日本旅行業協会の調べでは、海外旅行者数に占める20代の割合は、平成7年の27・7%から17年には17・7%へと10年間で10ポイントも低下。「バックパッカーなど学生の長期旅行者は激減しており、若年層の旅行離れが著しい」(同協会)状況だ。将来の「顧客予備軍」ともいうべき学生需要の掘り起こしは、旅行業界にとって先行投資ともいえる。
 ただ、一連の激安卒業旅行パックは、「採算割れ覚悟で設定したコースも少なくない」(大手旅行会社)のが実情。全体の旅行者数もこの10年で3割近く落ち込んでいる。卒業旅行の格安パック投入を卒業後の顧客拡大につなげるには、“二の矢三の矢”のアイデアが必要になりそうだ。
産経新聞) - 12月7日8時0分更新

*1:自分が関係ないのもあるが…