紅茶の国的トルコな生活。

紅茶の国の800年くらい歴史ある大学で1年間訪問研究者として生活してます。日本での勤務先はとんこつラーメンの国にあり、トルコなことやってる教育研究職なヒトのブログ。

  • つうことで。

(以下ちょっとネタばれ気味の感想)

  • 一言で言うと、地味な映画。淡々とお話は進むし、結構どんより暗いとこもある(特に前半)。なんというか、派手な展開がないのはもちろんのこと、舞台はほとんど北国で、しかも秋から冬にかけてってこともあるので、寒々としてるし、邦題には「幸せになるための…」なんてついてるのに、ほんとにこの人たち幸せになれるの?って思ってしまうというか、どうなることかと思ったよ*1。もちろん、Romantic Comedyというジャンルでいいとは思うけど、映画を観ていて頻繁に笑うことはなくて、時々クスっと笑う感じくらい。なんかみんなどっかに問題を抱えていて、決して人生順風満帆という感じじゃない、いわゆる「オトナ」たちが主人公。で、しかもそんな人たちしか出てこないような。。。
  • それでも、最後まで来ると、暖炉の火がぼんぼん燃えてる暖かさではなく、人肌なみのほんのりした暖かさを感じるようなところがあって、ほっとする。特に、みんながみんな後ろ向きじゃなく、不器用でも精一杯何かをやろうとしてる人たちが中心になってるところに好感を持つ人が多いんではないかしらん。自分を含めて。
  • 特に、イタリア人の女の子とホテルで働いてるおじちゃんの恋愛がかわいかった。
  • ヴェネツィアにもまたいきたくなっちゃったよ。

*1:Italian for Beginnersってのがエイゴのタイトル