紅茶の国的トルコな生活。

紅茶の国の800年くらい歴史ある大学で1年間訪問研究者として生活してます。日本での勤務先はとんこつラーメンの国にあり、トルコなことやってる教育研究職なヒトのブログ。

  • 書き物ひとつ終わらせたことにした(!)ご褒美に、映画にいった昨日の夕方、最近いくつか賞を取ってることが話題になってたBrokeback Mountainを観にいってきました。ちなみに、Artpicture Houseでの上映は昨日が最後だったので、ラッキー!
  • つうか、「メリケンなエイゴわかんない!」という事実に直面したりしたのですが、派手ではないけれど、ずっと心の中に残るような映画でした。以下、ネタばれ含みます。
  • テーマはカウボーイ同士の「同性愛」。でも、これを軸にして二人の男性の20年以上にわたる人生の軌跡を描いているので、人生の段階が違ってくるとまた見方が変わるんではないかと思ったり。そういう意味では、少し間をおいて観るのもいいかなと。
  • 物語は、二人の男性が一緒に過ごし(て、「関係」までもってしまっ)た夏の山からの大体20年をとにかく淡々と(もちろんその中ではいろんなことが起こってるんだけど)描いています。息もつかせぬ展開みたいなものはないし。コトバを抜きにしても、普段から筋がわかりやすい映画しか観ていない自分にはちょっとわかりにくいところもある、というのが第一印象。。いずれにせよ、映画を観終わって、全体を見渡してみて、あれはこういうことだったのかなあと考えさせるタイプの映画だったとおもいます。
  • 主役クラスの俳優さんたちは将来を嘱望されている若手の人だったみたいです。僕は知らない人ばかり。(もともとあんまり映画に詳しくないけど)
  • あと、感情的なシーンが、美しい大自然を舞台にして描かれているところはすごく気に入りました。それと、場所と人、モノと人とが一緒になって(融合して?)記憶されていく、というように描かれていたところは、専門分野的にも興味深かったり。