紅茶の国的トルコな生活。

紅茶の国の800年くらい歴史ある大学で1年間訪問研究者として生活してます。日本での勤務先はとんこつラーメンの国にあり、トルコなことやってる教育研究職なヒトのブログ。

10月のトルコな地中海(その1)~トレッキングする

10月中旬から下旬にかけて3週間足らずですが、またまたトルコに行ってきました。これでサバティカル期間中では3回目のトルコ地中海地方です。

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Kekova-Kaleköy
今回はこの時期に人気のあるトレッキング観光(「リュキアの古道(Lycian Way)」)のルート上にある村に滞在していました。トレッキングルートも少しあるいて、ルート上の遺跡をめぐったり、このルートを使ったイベントにも参加させてもらったり。
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Lycian Way
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Outdoor Festival
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「リュキアの古道」をトレッキング中のカメさん
遺跡の上にある村で見る夕日や朝日とても美しく、いつまでもここにいたいとついついおもってしまいました。
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The sunken Lycian sarcophagus of Kaleköy
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Sunset at Kekova
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Sunrise at Kekova
場所が本当に素敵なので遊びに行ってるようにしか見えないといわれそうですが、お仕事につながることをいろいろみることができましたよ。

すっかり晩秋の雰囲気

トルコの地中海方面での調査から戻ってきたのが10月の末。そのあとバタバタと一時帰国して用事を済ませ、ケンブリッジに帰ってきました。10月末でも30度近かったトルコから戻ってきたときには既に英国は晩秋の雰囲気。

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Selwyn College
日本との気温差もおおきくて、例えば福岡や大阪の今の最低気温はケンブリッジの最高気温くらいです。すっかり寒くなってきました。
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Robinson College
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Trinity College Backs
冬が始まりつつあります。

大学植物園にいた君は…

住んでいる家からだ大学に行く途中に大学植物園(University Botanic Garden)があるのですが、その敷地のほうからガサガサと音がするので、目を向けたらちっちゃめの鹿がいました。
ケンブリッジでもケム川を越えて西のほうは緑が多くのこっていて、よくみかけるらしいですが、学生時代も東側の住宅街側にしか暮らしたことなかったので、かなり驚いちゃいました。リスとハリネズミは住宅街にもよくいるのですが…。

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ホエジカ(Muntjac)という鹿の仲間だそうです。

すっかり日が沈むのが早くなりました。

秋分の日を過ぎて、すっかり日没が早くなってきています。朝夕はかなり冷え込んできているので、日本でまだ気温が30度超えてるニュースみるとびっくりします。曇って寒い日だと、暖房入っていないオフィスで仕事すると震えるくらいです…。風邪ひかないよう気をつけないと。

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St. Catharine's College
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Corpus Christi College

ケンブリッジでとんこつラーメン

前から気になっていたとんこつラーメンを出すという日本食レストランに行ってきました。注文はもちろんとんこつラーメン。

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麺は細めでしたが、長浜ラーメンみたいな麺とはちがっていました。(当たり前化もしれないけど、)バリカタとか替え玉という概念もない感じです。味は一言でいうと、学食なんかで出されるラーメンに近い感じでしょうか。でも、それで日本で食べられるものの値段の2倍から3倍する値段を考えると、コスパはちょっと…。

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日本での拠点(住まい&勤務先)はとんこつラーメンの国です。生まれ育った場所ではないので、そんなにとんこつラーメンにこだわりがあるわけではなかったのですが、やっぱり日本で食べてたとんこつラーメンは、(慣れもあって)おいしかったと改めて思いました。

トルコでの一か月(その5)~トルコアイス

トルコでの一か月は、真夏の時期。一番暑いのは7月から8月中旬くらいまでとよく言われているので、少しづつ涼しくなる時期ではあったのですが、一日中出歩いた後にアイスクリーム(と炭酸水)をいただくと、幸せになれました。

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幸せになる瞬間
地中海地方は暑いからか、街を歩くと自家製アイスを売るアイスクリーム屋さんやカフェをけっこう見かけます。また、地震で沈んだ遺跡で有名なケコヴァのカレという村では、どこのカフェに行っても、売りは自家製アイス。お店共通の定番の味もあったり、そのお店独自の味もあったり、さまざまです。
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カレ村のカフェの自家製アイスのみなさん。元祖はAnkh Cafeだそうです
さて、トルコ語でアイスクリームはドンドゥルマ(dondurma)といいます。日本でトルコアイスというと、テレビでよく出てくるのは粘りがあってぐーんと伸びるアイスです。アイスクリームの粘り気を利用して売り子のお兄さんがお客さんをからかった利してる動画もよくありますね。この手のアイスは、カフラマンマラシュという町が発祥のため、「マラシュのドンドゥルマ」と呼ばれています。
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でも、トルコアイスといっても、そういう粘り気があって伸びるタイプばかりではないみたいで、ケコヴァのカレ村のアイスクリームも含めて、今回の滞在で見かけた自家製アイスはそんなに粘り気はありません。山羊のミルク使って、クリーミーな食感のアイスクリームが中心でした。
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自家製の伸びないトルコアイス
むしろ、「マラシュのドンドゥルマ」は、それを売りにするお店が別にできていて、粘り気のある伸びるアイスはカフラマンマラシュの名物という位置づけなのがわかります。また、外国人観光客が多いところでは、イタリアンジェラートを売りにするお店なんかもありました。
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イタリアンジェラートを売りにしてたお店のアイス(ジェラート?)