■
- 作者: 和辻哲郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1991/09/17
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 6回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
-
- 旅行のお供に。大学町に初めて暮らし始めたときに、長靴の国旅行を絶対したいし、旅行するときに読むぞとおもって、買ってもってきておいたの。実行するまで7年ちかくかかった…。
- 今から80年前に3ヶ月もイタリア旅行した和辻哲郎は、ちょうどこの3月の時期に今回ぼくがお休みで旅行したところを周ってた。偶然ってすごいなー
- ということで、お休み@トスカナ編(その1):
- 3月15日
- お仕事がおわったのであさごはんしてからチェックアウト。お休み開始♪まずは斜塔のある町へ。温泉町からは電車で一回乗り換えて1時間半くらい。実はこの斜塔のある町、見所は斜塔とその周辺くらい。「一人ぼっち惑星」なガイドに載ってる「トスカーナとウンブリア、1週間で5つの町をめぐるハイライト」コースからは外れてしまうくらいだったりするんである。それはとにかく斜塔そのものは、一見の価値あった。ヒコーキからも見えたけど、近くでも見てもやっぱり傾いてるなーと。
- お昼過ぎには花の都に電車で移動。駅の近くのホステルに荷物置いて、町の中心へゴーゴー。建物ひとつひとつがでかいのが印象に残る。で、大聖堂の鐘楼にのぼったり。登ってから大聖堂のドームにも登れることに気がついたり。次はあっちだ。
- 3月16日
- 前売りでチケットを買わなかったのでウフィツィのギャラリーはちょー早起きして開館の20分前に。15番目くらい。開館して10分くらいで入場できた♪
- 「イタリア古寺巡礼」は、前の晩までに該当箇所まで読んでおいたので、それをめくりながら絵をみたり。サンドロ・ボッティチェリのくーるびゅーちーな聖母や女神に見とれて時間をすごす。ちなみに、和辻哲郎は、ボッティチェリの描いた線を高く評価しているけれど、色使いにはあまりいい評価をだしてない。ただ、彼が観たのは80年前。かの有名なPrimavera(春)も含めてほとんどの絵はそのあと修復されたりしてるから、色とかの印象が違う可能性大。自分が気に入ったのは聖母子と5人の天使が描かれてる丸い絵。リンク先の写真よりも実物の絵は色が鮮やかで、天使の美少年ぶりにクラクラ。どうもパトロンのメディチなお子さんたちがモデルであるらしい。
- そのボッティチェリのお師匠さんにあたるフィリッポ・リッピって人の書いた聖母もとても綺麗でうっとり。このへんはギャラリーの前半部分。でももうここまででも十分満足で後半の印象薄め。
- お昼すぎまでウフィツィにいて、それからアカデミア・ギャラリーに移動して世界で一番有名な全裸男子*1のホンモノをみたり。そのあとちょっと迷ったけど、今後の予定も考えて川向こうにあるピッティ宮にもいったり。午前中のウフィツィの印象強すぎであまり印象にのこってないくらいだったりするのがちょっともったいなかったかも。
- ばんごはんに海鮮リゾットたべてみたり。ウマウマ(・∀・)
- 3月17日
- 「イタリア古寺巡礼」で誉めてあったフラ・アンジェリコのフレスコ画「受胎告知」を観にサン・マルコ美術館へ。ここは中世からの修道院がそのまま博物館になったとこ、フラ・アンジェリコのフレスコ画がたくさん。サヴォナローラの遺品なんかもおいてあったり。
- 有名な「受胎告知」はわりといきなり現れるので、「いきなりですか?」とかおもったけど、やっぱり雰囲気のよい絵だった。特に気に入ったのは、教会の飾りの置物に「受胎告知」と「メイジャイの来拝」の絵がセットで描かれたもの。
- そのあとヴェッキオ宮殿みて、近くの山のふもとにある温泉町のお仕事でしりあった人の研究所を見にいったり。昔の貴族の別荘や修道院を改装してる建物なんで、お庭とか一部のお部屋がめちゃゴージャス。花の都来るならおいでよといわれたときは自分の予定もあったしどうしよーとかおもったけど、来てよかったなり。
- 町にもどって、45分くらい並んで待って大聖堂のてっぺんまで登ったり。登るのがタイヘン。
*1:ディヴィッド君って名前ついてる人