紅茶の国的トルコな生活。

紅茶の国の800年くらい歴史ある大学で1年間訪問研究者として生活してます。日本での勤務先はとんこつラーメンの国にあり、トルコなことやってる教育研究職なヒトのブログ。

  • ノーベル文学賞の発表の一報が流れていたのは、昨日12日の英国時間でお昼前くらいだったのですが、夕方近くになっても、フランスの'genocide' voteを表紙に出してた(こっちもトルコにとって大事だけど)Radikal紙。パムクさんみたいな知識人層に受けがよさそうなトルコの新聞なんですが…。で、13日の朝になってチェックしたら、さすがにオルハン・パムクさんのことを表紙にしていました。

Orhan Pamuk Nobel'li ilk Türk Gururumuz*1
http://213.243.28.21/sayfa.php?sayfa=10&tarih=13/10/2006

  • パムクさんは、コロンビア大学での講演のため訪れていたアメリカで受賞のニュースを知ったそうです。それが講演の前だったのか、後だったのか。講演の前だったら聴きに行く人がさらに増えることになりそうですね。
  • ノーベル賞を与えたスウェーデン王立アカデミーとしては、パムクさんをめぐる問題はトルコ国内の問題であって、受賞には関係ないという姿勢を見せているようです。が、たとえそういう意図であったとしても、物事はその意図の通りには動かないようにも思えます…。

*1:オルハン・パムクは最初のトルコ人ノーベル賞受賞者、われわれの誇り」って感じのタイトルです。