紅茶の国的トルコな生活。

紅茶の国の800年くらい歴史ある大学で1年間訪問研究者として生活してます。日本での勤務先はとんこつラーメンの国にあり、トルコなことやってる教育研究職なヒトのブログ。

Alanya'da "gay bar" krizi
http://sondakika.milliyet.com.tr/2006/03/22/son/sontur04.asp

  • トルコの地中海沿いに、欧州からの観光客に大人気のリゾート地のひとつにアランヤがあります。ここに4年ほど前から住んでいるオランダ人のゲイ・カップルが4月からいわゆるゲイ・バーを開店しようとしてるらしいのですが(バー開店許可の手続きは済んでるみたい)、イスラーム系政党出身のアランヤの首長がそれに反対してるってニュース。「アランヤ市民はみなそういうお店はいらないと考えてる」と発言したそうです。
  • アランヤの首長がイスラームを含めて"local"な価値観を根拠にそういう発言をしてるとしたら面白いなあと。ゲイ・カップルがゲイ・バーを開店するのは、「普遍的」な"human right"な価値観みたいなものから支持する人がでてくるだろうし(トルコのゲイ団体とか)。
  • 国連の文書なんかに現れる"文化"観を見ていると、Globalisationが進む今の世の中で、"local"な価値観は"cultural heritage"であって、part of "human right"として尊重されるべきだみたいな方向性があるような気がします。つまり、ゲイであることも「人権」、ローカルな価値の尊重も「人権」ってことで、どっちでいっても「普遍的価値観」みたいなものの泥沼にはまっちゃうようなところがあります。