紅茶の国的トルコな生活。

紅茶の国の800年くらい歴史ある大学で1年間訪問研究者として生活してます。日本での勤務先はとんこつラーメンの国にあり、トルコなことやってる教育研究職なヒトのブログ。

  • 昨日、トルコのエルドアン首相がLSEに来てたって話をトルコな同居人などとしたんだけど、そのなりゆきでうちの大学のFaculty of Oriental Studiesが名称変更を検討してて、ひとつの案がDepartment of Asian StudiesとDepartment of Near Eastern Studiesに分かれるって話。賛否両論らしいって話が大学の学生新聞に載ってるらしい。自分が読んだ記事ではないので、よくわからないとこもあるけど。
  • とりあえず、トルコな同居人さんは、Oriental Studiesって名前、どうにかしてほしい派だったんだけど、実際のとこ、変えたとこで同じことの繰り返しになりそうねえとかなんとか。*1トルコな同居人さんとお話しながら、サイードのオリエンタリズム批判とか知識として多少は知ってるわけだけど、"One of the Orientals"なのに、自分は"the Orient"ってコトバの内包する植民地主義なにほひに対して結構鈍感だったかも…なんて思ってみたり。
    • とはいえ、茶のみ話だったので、「えげれすからみて、Near Eastがトルコ、Far Eastが日本、 Far Far Eastが南北アメリカ大陸(笑)」「じゃあ、一番東はどこ?」「アイルランドだよ〜。」「え、あそこはNearest Westでしょ〜」とかいう話になっていってしまうんである。

*1:Near East, Middile East、Asia自体、構築された「地域」概念で、ビミョーなわけで。