紅茶の国的トルコな生活。

紅茶の国の800年くらい歴史ある大学で1年間訪問研究者として生活してます。日本での勤務先はとんこつラーメンの国にあり、トルコなことやってる教育研究職なヒトのブログ。

  • トルコのお友達とチャットしてて聞いたニュース。元ミス・トルコなモデルさんがギリシャの俳優さんと結婚するにあたり、ギリシャ正教に改宗したってことで、トルコな芸能マスコミがすごいバッシングしてるらしい。(http://www.gecce.com/pages/haber_detay.asp?haber=42457*1ついでに、旦那さんの姓に改姓にかえようとしてるとこにもツッコミなどがはいってる模様。(http://www.gecce.com/pages/haber_detay.asp?haber=42442
    • 信教の自由とかどうなのよとか思う一方で、こういうマスコミの反応の仕方とか、その記事を読む人たちの反応って、自分がきちんと把握していないイスラームの教えにも関わってくることだろうと思うので、このことに関していいとか悪いとかって話はできないわけですが、ひとつ思い出すのはトルコなドラマ。
  • 去年から今年にかけてトルコでヒットしてるドラマの一つが、「Yabancı Damat(やばんじゅ・だーまっと)」(「外国人のお婿さん」くらいの意味)*2。トルコ東南部のガズィアンテップのお菓子屋の娘が、金持ちのギリシャ人の息子とアンカラで恋におちて結婚することになるってコメディ。ヒットしたので今年も続くことになっただけでなく、去年から今年にかけて放送されたものについては、ギリシャでの放送がきまったくらい。実際、ロードスで、そのドラマの主人公が表紙になってる雑誌見たし。
  • もちろん改宗の話と、結婚の話そのものは別の次元の話といえるし、このトルコ人モデルへのバッシングとは関係なくドラマは続いていくだろうけれど、クリスチャンなことやイスラームなことを示すサイン(たとえば、オットになるギリシャ人と「割礼」の話とか)は、ドラマのなかのネタとして使われたりしてるようだったんで、結婚する二人の宗教の話も避けて通れないんではないか?なんて思ったりするわけです。一体これまでどのように描かれてきて、ギリシャでも放映されることになって、これからそうしたクリスチャンとイスラームな慣習の話をどう描いていくんだろう?みたいなことが気になってしまいます。

*1:この記事なんかでは、十字架のネックレスしてるとこを強調してバッシングしてる

*2:http://www.kanald.com.tr/dizi/yabancidamat/#dizi