紅茶の国的トルコな生活。

紅茶の国の800年くらい歴史ある大学で1年間訪問研究者として生活してます。日本での勤務先はとんこつラーメンの国にあり、トルコなことやってる教育研究職なヒトのブログ。

  • さて、今のトルコは番組の改編が終わって、新しいドラマとかが始まったとこ。その中で、ををを〜これはハマるかも〜と思って、後ろ髪を引かれる思いで帰ってきたのは、「ALIYE(アリイェ)」って主人公の名前をタイトルにした、去年から続くヒットドラマ。
  • 主人公アリイェは、オットの浮気が原因で離婚するんだけど、姑とオットに二人のこどもを取り上げられてしまう。そんなわけで、彼女は子供を取り返すために闘うんである。その過程で、二枚目なお医者さん(女医の彼女有り)と愛し合うようになり、その彼を取られた女医さんに恋路を邪魔されたりと、まあいわゆる昼ドラ系のどろどろが展開されるドラマトルコの主婦層の心をわしづかみにして離さないらしいよ。悪役のアリイェの元オット役の俳優さん(頭薄いけど結構美男)なんか、通りを歩くとおばちゃんに胸倉つかまれて、「アリイェを不幸せにしやがって!」とかいわれてるらしい(友人談)。
  • 二年目にはいって一回目(ドラマ的には38回目)は、学芸会かなんかに家族そろって(元オット、子供二人)で出席したときに隙をみて子供を勝手に連れ出したアリイェが、元オットに車で追いかけられてあおられたせいで事故ってしまう。子供は軽傷ですんだけど、アリイェ自身は意識不明の重態に陥る。(二回目の始まりにある前回のあらすじより)
  • 二回目は、病院の話。都合よく彼氏さんの働いてる病院で緊急手術とあいなるわけですが、どうもここを最後で降板するらしい、彼氏さんの元彼女の女医さん。急にいい人になって*1、アリイェを助ける役回り。女医さんのおかげでアリイェが急死に一生を得たことを知った彼氏さんが女医さんとお話する。
    • 彼氏さん:「僕たちの間違いは、一生続いたかもしれない友情を愛情と取り違えたことだよ。」
    • 女医さん:「(間違いだったとしても)その価値はあったわ。」(以上友人訳)
  • 全トルコ(の主婦)が泣いたんではないかと思われる瞬間。(友人分析)
  • その後、遅ればせながらアリイェが入院してる病院にやってきた元オットを彼氏サンが殴って、にらみつけたとこで、テーマソングが流れ出し、ドラマ終了。翌日のトルコな主婦のお茶会では絶対アリイェの話がでてたはず。(これも友人分析)
  • と、こんな雰囲気のドラマがゲツク的な位置づけで放映されてるトルコ。「真珠夫人」とか「牡丹と薔薇」なんか訳して放送したら大ヒット間違いなしなんじゃないのなんて、お友達とお話する夕べを過ごしたり。

*1:そりゃもうむちゃくちゃ邪魔しまくりだったらしいので。